せき‐れき【淅瀝】
[ト・タル][文][形動タリ]哀れで寂しいさま。また、風雨や葉の落ちる音のもの寂しいさま。「—と降り頻った霖雨が霽(は)れ」〈嘉村・秋立つまで〉
てき‐れき【滴瀝】
水などがしたたること。また、したたり。しずく。
ひ‐れき【披瀝】
[名](スル)心の中を包み隠さずに打ち明けること。「本心を—する」
よ‐れき【余瀝】
器の底に残った酒や汁などのしずく。「—を嘗(な)むると」〈鴎外訳・即興詩人〉
れき【瀝】
[音]レキ(漢) 1 しずくが点々と垂れる。そそぐ。「瀝血」 2 汁をこしてしぼり出す。「披瀝」 3 しずく。「余瀝」 [難読]瀝青(チャン)
れき‐れき【瀝瀝】
[形動タリ]風や波が音を立てるさま。「岸打つ浪—たり」〈盛衰記・三九〉