かい‐らん【回瀾/廻瀾】
くずれかかる大波。逆巻く怒濤(どとう)。
きかいかんらん【気海観瀾】
日本最初の物理学書。青地林宗著。1巻。文政10年(1827)刊。西洋の理科書を抄訳し、物質の定義、力学や自然現象を図解して漢文で説明したもの。
きょう‐らん【狂瀾】
1 荒れ狂う大波。 2 物事が狂い乱れている状態。「時代の—に身をまかせる」
は‐らん【波瀾/波乱】
1 大小の波。波濤(はとう)。「砂の浜に下りて海の—を見る」〈鴎外・妄想〉 2 激しい変化や曲折のあること。また、そうした事態。騒ぎ・もめごとなど。「—に満ちた生涯」「政局は—含みだ」
ひと‐はらん【一波瀾】
一つの騒ぎやもめごと。「事態の収束後に—が起こる」
らん【瀾】
[音]ラン(呉)(漢) 大波。「回瀾・狂瀾・波瀾」