ウルトラナノライト【ultrananolite】
火山岩や火山噴出物中の石基に見られる鉱物の結晶のうち、数十ナノメートル以下のもの。マイクロライトやナノライトとともにマグマの粘性を高めるはたらきをすると考えられている。
ウルトラプリニーしき‐ふんか【ウルトラプリニー式噴火】
カルデラの形成と大量の噴出物を伴う大規模な噴火。火山噴火のうち最大級のもので、破局的噴火、カルデラ噴火の通称もある。インドネシアのタンボラ山、クラカタウ島の噴火、日本では阿蘇カルデラや鬼界カルデ...
うんぜん‐だけ【雲仙岳】
島原半島中央部の活火山群。複式火山群で、最高峰は平成新山の標高1483メートル。ミヤマキリシマや霧氷がみられる。「温泉(うんぜん)岳」とも書き、また肥前風土記には「高来峰(たかぎみね)」と記され...
エイヤフィヤトラヨークトル‐ひょうが【エイヤフィヤトラヨークトル氷河】
《Eyjafjallajökull》アイスランド南部にある氷河。ミールダルスヨークトル氷河の西に位置する比較的小規模な氷河。標高1666メートルの火山を覆っており、2010年春に噴火した際には、...
エオリア‐しょとう【エオリア諸島】
《Eolie》イタリア、シチリア島の北にある主に七つの島からなる火山群島。イタリア有数のリゾート地としても名高いが、6座の火山が集中しており、そのうち二つが今も活発に活動中。火山学の重要な研究拠...
エグモント‐さん【エグモント山】
《Mount Egmont》ニュージーランド北島南西部の山。マオリ語名タラナキ山。同島第2の高峰。標高2518メートル。1600年代初めから1700年代中頃にかけて噴火を繰り返した。富士山に似た...
エゴン‐さん【エゴン山】
《Gunung Egon》インドネシア南部、小スンダ列島中部のフローレス島にある活火山。同島東部、マウメレの東約15キロメートルに位置する。標高1703メートル。2000年代以降もたびたび噴火を...
え‐さん【恵山】
北海道、渡島(おしま)半島南東端にある二重式成層火山。標高618メートル。火口原には高山植物が群生。山麓に恵山温泉がある。
エトナ‐さん【エトナ山】
《Etna》イタリア、シチリア島北東部にあるヨーロッパ最大の活火山。標高約3330メートル。山麓は果樹園地帯。紀元前から噴火の記録が多く、1669年の大噴火では溶岩流がカターニア市街まで達した。
えとろふ‐とう【択捉島】
北海道東部、千島列島中最大の火山島。北洋漁業の基地として紗那(しゃな)などの漁港がにぎわった。第二次大戦後、ソ連(現在はロシア連邦)の統治下。面積3139平方キロメートル。