かざん‐ぜんせん【火山前線】
弧状列島に沿う火山帯の海溝側の縁(ふち)の線。火山はこの線より大洋側にはなく、線付近で最も密に分布し、大陸側にいくほど少なくなる。火山フロント。
かざん‐たい【火山帯】
多数の火山が分布する帯状の地域。日本列島は環太平洋火山帯に属し、東日本火山帯と西日本火山帯とに分けられる。火山脈。
かざん‐だん【火山弾】
火山砕屑物(さいせつぶつ)の一。噴出されたマグマが空中で固結したもので、楕円形・紡錘形など特定の形を示す。
かざん‐つなみ【火山津波】
火山活動に伴う津波。非地震性津波の一種で、火砕流や山体崩壊による土石流が水域になだれ込むことで生じる。事前の警報発令が困難。火山性津波。
かざん‐でいりゅう【火山泥流】
火山砕屑物(さいせつぶつ)が多量の水と混ざって山腹を高速で流れ下る現象。火口湖で噴火したときや、堆積(たいせき)した火山灰に大雨が降ったときに生じる。ラハール。
かざん‐とう【火山島】
海底の火山活動によってできた島。ハワイ諸島・伊豆諸島など。
かざん‐ばい【火山灰】
火山から噴出された灰のようなもの。火山砕屑物の一で、直径2ミリ以下の細粒のものをいう。ごく細粒であれば火山塵(かざんじん)ともいう。
かざんばい‐きゅう【火山灰丘】
火山灰が火口の周りに降り積もってできた火砕丘。タフコーン。
かざんばい‐ち【火山灰地】
火山灰に覆われている土地。 [補説]戯曲名別項。→火山灰地
かざんばいち【火山灰地】
久保栄の戯曲。2部7幕。昭和12〜13年(1937〜38)に発表。火山灰地帯である北海道十勝地方の農業試験場長雨宮聡が、古い生産関係と対立しながら、農民生活の向上に努力する姿を描く。