ひざら‐がい【火皿貝/石鼈/膝皿貝】
1 多板綱の軟体動物の総称。体は小判形で、背面中央に8枚の殻が縦に並び、周縁は固い肉帯で覆われる。目・触角はない。すべて海産で、沿岸の岩礁上に付着する。じいがせ。 2 多板綱の一種。潮間帯の岩礁...
ひ‐しき【火敷】
香をたくとき、火に直接香をのせないため、火の上に敷く雲母(うんも)の薄片。→銀葉(ぎんよう)
ひ‐ぜき【火堰】
ボイラーなどの炉の火格子(ひごうし)の奥に耐火煉瓦(れんが)で築いた突起。燃料が後方に落ちないようにし、また燃焼を助けるためのもの。
ひ‐ぜせり【火挵り】
手すさびに炭火などをつつき回すこと。火いじり。「火箸手草の—して」〈浄・聖徳太子〉
ひ‐ぜめ【火攻め】
火を放って攻めること。
ひ‐ぜめ【火責め】
火を使ってする拷問(ごうもん)。
ひ‐たき【火焼き/火焚き】
1 火をたくこと。 2 昔、夜間の照明や警護のために、かがり火や庭火などをたいたこと。また、その役目。「御—の老人(おきな)」〈記・中〉 3 火をたく所。いろり。〈和名抄〉
ひたき【鶲/火焼】
1 スズメ目の一科。ツグミ属・ノゴマ属・ノビタキ属・イソヒヨドリ属・キビタキ属・オオルリ属などに分類される。「ツグミ」と総称される鳥もヒタキ科に含まれる。ジョウビタキ・キビタキ・ノビタキなどは地...
ひたき‐や【火焼き屋】
1 宮中で、庭火・かがり火をたいて夜を守る衛士(えじ)の詰めていた小屋。 2 宮中・野の宮などで、斎火(いむび)を起こし、神饌(しんせん)を調理する建物。
ひ‐たたき【火叩き】
消火用具の一。竹ざおの先に30センチぐらいに切った縄の束をつけたもので、これでたたいて火を消す。