にんぎょう‐おくり【人形送り】
害虫や悪疫の災厄を除くために、わら人形などを村境や川へ送り出す風習。
はい‐はい【這い這い】
[名](スル) 1 這うことの幼児語。「赤ん坊が—する」 2 もと、幼児の這う姿に作った御所人形。八朔の贈り物とされ、身辺に置いて災厄を祓うものとした。
はらえ【祓】
1 神に祈ってけがれを清め、災厄を取り除くこと。また、そのための神事。はらい。 2 罪をあがなうために出す物。
ぱあんとう
《「パーントゥ」と書く》沖縄県宮古島の行事。二つの地区で行われるが内容が異なる。島尻地区では旧暦9月に行われ、仮面をつけ全身に泥を塗った者が人や家屋に泥をつけて回り、災厄をはらう。上野野原地区は...
ひ‐ふ【秘符】
神仏の加護がこもり、災厄を除き去るという札。護符。
ふ‐じ【不時】
[名・形動]予定外の時であること。思いがけない時であること。また、そのさま。「—の災厄に備える」「新鮮な風が—に吹き込んで来たような」〈寅彦・蓄音機〉
みみ‐ふたぎ【耳塞ぎ】
同年齢の者が死んだとき、災厄が身にかかることを恐れて、餅(もち)で両耳をふさぐまねをし、唱え言をするまじない。地方により、鍋のふた・団子などでもする。みみふさぎ。みみふたげ。
めんどん
鹿児島県の硫黄島で、旧暦8月の行事である八朔(はっさく)太鼓踊りに現れる、大きな赤い仮面をつけた神。人々を木の枝でたたくなどして災厄をはらう。 [補説]平成30年(2018)「来訪神 仮面・仮装...
やく【厄】
[常用漢字] [音]ヤク(呉) 1 わざわい。災難。「厄難/困厄・災厄」 2 よくない巡り合わせ。「厄運・厄年(やくどし)・厄日(やくび)/後厄(あとやく)・大厄・前厄(まえやく)」
やく‐さい【厄災】
わざわい。災難。災厄。