こう‐だい【香台】
1 香炉をのせる台。 2 仏殿の異称。
こう‐どうぐ【香道具】
聞き香で用いる道具。香炉・香盆などのほかに、七つ道具と称して香箸(こうばし)・火箸(こじ)・香匙(こうすくい)・銀葉挟(ぎんようばさみ)・鶯(うぐいす)・羽箒(はぼうき)・灰押さえがある。香具。
こう‐ばん【香盤】
1 「香炉(こうろ)」に同じ。 2 演劇で、出演する俳優の名と配役とを出し物の各場面ごとに書いた表。 3 劇場の観客席の座席表。図板(ずいた)。
こう‐ぼん【香盆】
香炉などをのせる盆。
こうらい‐じょく【高麗卓】
茶の湯で用いる棚物の一。書院の床の中央に置き、香炉・香合・花瓶などを置いて飾る。高麗台子(だいす)を半分にしたもので、高さ1尺5寸(約45.5センチ)、棚は1尺2寸(約36.4センチ)四方。
こう‐ろ【高炉】
製鉄用の溶鉱炉。高さのある円筒形の炉で、上部から原料鉱石とコークス・石灰石を入れて溶錬し、下方にたまった銑鉄(せんてつ)を取り出す。
紅炉上(こうろじょう)一点(いってん)の雪(ゆき)
《「続近思録」から》紅炉の上に置いた雪がたちまちとけてしまうように、私欲や迷いなどがすっかりとけてしまうこと。
こうろ‐スラグ【高炉スラグ】
高炉での銑鉄製錬のときに、鉄鉱石から分離される不純物。鉱滓(こうさい)。
こうろ‐ほう【香炉峰】
中国江西省北端にある廬山(ろざん)の一峰。形が香炉に似る。白居易の「香炉峰の雪は簾(すだれ)をかかげてみる」の詩句は有名。
こくえんげんそくガスれいきゃく‐ろ【黒鉛減速ガス冷却炉】
減速材に黒鉛、冷却材に気体を使用する原子炉。商用発電炉としては、1950年代に英国で開発され、日本にも導入された黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉(コールダーホール型原子炉)や、フランスで開発された黒...