せいれん‐かた【精錬方】
江戸幕府が文久元年(1861)に教育研究機関の蕃書調所に設置した化学部門。東京大学理学部化学科の前身。佐賀藩でも、嘉永5年(1852)に藩主鍋島直正が精錬方を設け、反射炉・大砲・蒸気機関などの研...
せ‐がい【船枻】
1 和船の両側の舷(げん)に渡した板。櫓を漕いだり棹をさしたりするところ。 2 口の縁が1の形をした香炉や盆。
せき‐ぼく【石墨】
炭素からなる鉱物。黒色で金属光沢があり、軟らかい。六方晶系。電極、鉛筆の芯(しん)や、原子炉の中性子の減速材などに用いる。グラファイト。黒鉛(こくえん)。
せっ‐かん【石棺】
1 石製の棺。日本では弥生時代に箱式のもの、古墳時代には箱式のほか、割り竹形・舟形・長持ち形・家形のものがある。 2 1986年に発生したチョルノービリ原発事故で、炉心溶融を起こし爆発した4号炉...
せっ‐とう【雪洞】
1 茶道で、木または竹の枠に白い和紙を張って一部に窓をあけ、風炉の上を覆うもの。火持ちをよくするために用いる。 2 「ぼんぼり」に同じ。
セラフィールド【Sellafield】
英国のイングランド北西部のアイリッシュ海沿岸にある原子力複合施設。1940年代に核兵器用プルトニウム生産施設としてウィンズケールの名称で建設され、その後、商用原子力発電所・再処理工場などが併設さ...
せんけ‐じっしょく【千家十職】
千家の茶道具を調製する10種の家柄。明治以後指定されたもので、陶工の楽家、塗師(ぬし)の中村家、茶杓師(ちゃしゃくし)の黒田家、表具師の奥村家、金物師の中川家、指物師の駒沢家、袋師の土田家、一閑...
せんだい‐げんしりょくはつでんしょ【川内原子力発電所】
鹿児島県の海岸部、薩摩川内(さつませんだい)市に立地する、九州電力の原子力発電所。昭和59年(1984)に運転開始した1号機をはじめ二つの炉がある。どちらも加圧水型。川内原発。→原子力発電所[補説]
せん‐てつ【銑鉄】
鉄鉱石を溶鉱炉で還元して取り出した鉄。3〜4パーセントの炭素と少量の珪素(けいそ)・硫黄・燐(りん)などの不純物を含み、硬くてもろい。大部分は製鋼用に、一部は鋳物用に使われる。ずく鉄。ずく。
ぜいせいせんい‐おんど【脆性遷移温度】
金属は一定の温度以下になると本来の粘り強さを失い衝撃に弱くなる性質があり、その境界となる温度のこと。→中性子脆化 [補説]金属は中性子の照射を受けると脆性遷移温度が上昇するため、原子炉圧力容器の...