プル‐サーマル
《プルトニウムの「プル(plu)」と、サーマルリアクター(熱中性子炉)の「サーマル(thermal)」を合わせた和製語》軽水炉などの熱中性子炉で、従来の濃縮ウランの代わりに、プルトニウムを含むM...
プルトニウムせいさん‐ろ【プルトニウム生産炉】
原子爆弾の原料となるプルトニウムを生産する原子炉。黒鉛減速炉で天然ウランを核分裂させ、使用済み燃料からプルトニウムを分離・抽出する。
プルトニウム‐にひゃくさんじゅうきゅう【plutonium239】
質量数239のプルトニウム。放射性(α(アルファ)線)がある。原子炉中でウラン238が中性子を吸収しベータ崩壊して生産される。半減期2万4110年。原子爆弾・水素爆弾・原子炉の燃料に用いる。
へいききゅう‐プルトニウム【兵器級プルトニウム】
質量数239のプルトニウムを高濃度に含むプルトニウム。核兵器の解体によって発生するほか、特殊な原子炉でウラン238から生産される。
ヘイルー【HALEU】
《high-assay, low enriched uranium》ウラン235の濃度が5〜20パーセントのもの。一般的な軽水炉の低濃縮ウランよりも純度が高く、ナトリウム冷却高速炉や溶融塩炉、小...
ひら‐ろ【平炉】
⇒へいろ(平炉)
へい‐ろ【平炉】
反射炉の一。耐火煉瓦(れんが)で造られ、平らな炉床をもつ。銑鉄や屑鉄を入れ、1000度以上に熱せられた空気と燃料を送り込んで燃焼させ鋼を製する。日本では昭和50年(1975)ころまで用いられた。...
へい‐ろ【閉炉】
禅寺で、陰暦2月1日に室内の炉を閉じること。また、その行事。⇔開炉。
ヘスティア【Hestia】
ギリシャ神話で、かまどや炉の女神。クロノスとレアの長女で、ゼウス・ヘラ・ポセイドンの姉。ローマ神話のウェスタにあたる。
ヘリウム‐さん【ヘリウム三】
ヘリウムの安定同位体。質量数3。原子核は陽子2個と中性子1個からなる。中性子検出器に用いられるほか、将来、核融合炉が実現した時の燃料として期待されている。