あ‐こ【下火/下炬】
《唐音》禅宗で、火葬のときに導師が遺体を焼く燃料に火をつけること。のちには偈(げ)を唱えてしぐさをするだけになった。秉炬(ひんこ)。
いっ‐きょ【一炬】
1 一つのかがり火。「光明の—を点じ得て」〈漱石・野分〉 2 いっぺんに焼くこと。「征服者の—によって灰にならなくとも」〈寅彦・読書の今昔〉
きょ【炬】
たいまつ。かがりび。「—に付す」
きょ【炬】
[音]キョ(漢) コ(慣) [訓]たいまつ たいまつ。かがり火。「炬火(きょか・こか)/松炬」 [難読]炬燵(こたつ)
こ【去/巨/居/拠/炬/虚】
〈去〉⇒きょ 〈巨〉⇒きょ 〈居〉⇒きょ 〈拠〉⇒きょ 〈炬〉⇒きょ 〈虚〉⇒きょ
しょう‐きょ【松炬】
たいまつ。
たい‐まつ【松明/炬】
《「たきまつ(焚松)」の音変化か》松の樹脂の多い部分を細かく割り、束ねたもの。火をつけて照明に用いた。のち、竹やアシなども用いるようになった。打ち松。続松(ついまつ)。継(つ)ぎ松。松火。