すみ‐つぼ【炭壺】
炭火などを入れ、密閉して消すための壺。火消し壺。
すみ‐てまえ【炭手前/炭点前】
茶事のとき、炉または風炉(ふろ)に炭をつぐ作法。→三炭(さんたん)
すみ‐とぎ【炭磨ぎ】
金属の彫刻などの粗彫りした面を朴炭(ほおずみ)でみがいて仕上げること。
すみ‐とり【炭取り/炭斗】
炭を小出しにして入れておく容器。炭入れ。炭かご。《季 冬》「—のひさご火桶に並び居る/蕪村」
すみ‐び【炭火】
木炭でおこした火。「—焼き」《季 冬》「或夜半の—かすかにくづれけり/竜之介」
すみ‐や【炭屋】
炭を売る店。また、それをする人。
すみ‐やき【炭焼(き)】
1 木を蒸し焼きにして木炭をつくること。また、その人。「—小屋」《季 冬》「—の顔洗ひ居る流かな/鳴雪」 2 炭火で焼くこと。また、その料理。「—ステーキ」「—コーヒー」
すみやき‐がま【炭焼(き)窯】
炭を焼くための窯(かま)。炭窯(すみがま)。《季 冬》
すみやき‐ちょうじゃ【炭焼(き)長者】
貧しい炭焼き男が女房に教えられて金山を発見し、長者になるという昔話。
すみやきのけむり【炭焼の煙】
江見水蔭の小説。明治29年(1896)「国民之友」誌に発表。