こちゃく‐ざい【固着剤】
染色で、可溶性の染料や媒染剤を不溶性に変えて繊維に固着させるための薬剤。炭酸ソーダ・アンチモン塩類など。
こっきょう‐たんそぜい【国境炭素税】
気候変動への対策をとる国が、同対策の不十分な国からの輸入に際して付与するカーボンプライシング(炭素課金)。実質的に関税と同じ働きをする。EUでは2026年より導入の予定。
こっ‐し【骨脂】
牛や羊などの骨からとった脂肪。骨炭やにかわを製造する際の副産物として得られる。石鹸(せっけん)などの原料。
こっ‐しつ【骨質】
1 動物の骨のような物質。また、骨のような性質。 2 骨組織の基質をつくる硬たんぱく質。コラーゲンと燐酸(りんさん)カルシウム・炭酸カルシウム・燐酸マグネシウムからできている。
こっ‐たん【骨炭】
動物の骨を乾留して得る炭素質の粉。主成分は燐酸(りんさん)カルシウム。吸着性があるので脱色剤などに用いる。
こってい【特牛】
《「ことい」が「こっとい」を経て音変化したもの》「こというし」に同じ。「ずいきの長(たけ)の余る—/孤屋」〈炭俵〉
こな【粉】
1 砕けて細かくなったもの。粉末。「木炭の—」 2 米や麦、ソバなどをひいて細かくしたもの。特に、小麦粉。「—をまぶす」
こな‐ずみ【粉炭】
木炭が砕けて細かくなったもの。《季 冬》「—のよく起きてゐる灰の中/立子」
こ‐なら【小楢】
ブナ科の落葉高木。山野に自生する。葉は倒卵形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。5月ごろ、新しい枝の下部に尾状の雄花、上部に雌花がつく。実は食べられる。材は器具・薪炭用。ほうそ。ははそ。ならしば。なら。
コバルトさん‐リチウム【コバルト酸リチウム】
炭酸リチウムと酸化コバルトの高温焼成によって生成する黒色粉末。リチウムイオン電池の正極材料に用いられる。化学式LiCoO2