ほうじ‐ちゃ【焙じ茶】
二番茶以後の硬い葉と茎を強火で焙じた茶。
ほう・じる【焙じる】
[動ザ上一]「ほう(焙)ずる」(サ変)の上一段化。「茶を—・じる」
ほう・ずる【焙ずる】
[動サ変][文]はう・ず[サ変]火であぶって焦がしぎみにし、湿気を取り去る。「茶を—・ずる」
ほう‐らく【炮烙/焙烙】
1 あぶり焼くこと。 2 中国古代、殷(いん)の紂王(ちゅうおう)の行った火あぶりの刑。炭火の上に油を塗った銅柱を渡し、その上を罪人に歩かせ、足を滑らさせて火中に落としたというもの。炮烙の刑。 ...
ほう‐ろく【焙烙/炮烙】
素焼きの、平たい土鍋。茶や豆、塩などをいるのに用いる。また、胡麻(ごま)や茶をいる専用の器として、縁が内側にめくれて、柄のついた小型のものもある。ほうらく。
ほうらく‐ずきん【焙烙頭巾】
⇒ほうろくずきん(焙烙頭巾)
ほうろく‐ずきん【焙烙頭巾】
焙烙の形をした丸い頭巾。僧や老人が多く用いた。大黒頭巾。丸頭巾。ほうらくずきん。
焙烙(ほうろく)の一倍(いちばい)
《「一倍」は二倍の意》焙烙は割れやすいので、初めからそれを計算に入れて売価を倍にすること。掛け値をして売ること。
ほうろく‐むし【焙烙蒸(し)】
⇒焙烙焼き
ほうろく‐やき【焙烙焼(き)】
二つ合わせた焙烙の中にマツタケ・鶏肉・魚・野菜などを入れ、蒸し焼きにした料理。焙烙蒸し。