と‐も‐あれ
[副] 1 いずれにせよ。とにかく。とまれ。「—今年も無事に終わった」 2 (「…はともあれ」の形で)上の事柄は別にして、一応の判断を述べるときに用いる。さておき。ともかく。とにかく。「成績は—...
とも‐かくも
[副] 1 とにかく。ともかく。「—無事でよかった」「家具は—、家は早く決めたい」 2 どのようにでも。なんとでも。「仰せごとに従ひてなむ、異ざまの事は—思ひ定むべき」〈源・行幸〉
鶏(とり)の空音(そらね)
鶏の鳴きまね。中国、戦国時代、斉(せい)の孟嘗君(もうしょうくん)が秦から脱出するとき、夜中に函谷関に着き、従者が鶏の鳴き声をまねて門を開かせて、無事に関を越え追っ手から逃れたという故事による。
どう‐ちゅう【道中】
1 旅行。また、旅行の途中。旅に出ている間。旅路。「—の無事を祈る」「珍—」 2 花魁(おいらん)道中。 3 手ぬぐいのかぶり方の一。
どう‐も
[副] 1 あれこれ考えたり試したりしてもなかなか満足できない気持ちを表す。「何度やっても—うまくいかない」「あの判決には—納得できない」 2 物事の原因や理由がはっきりわからない気持ちを表す...
なだ‐らか
[形動][文][ナリ] 1 傾斜の度合いがゆるやかなさま。「—な坂」 2 物の表面が角ばっていないさま。滑らか。「鏡という道具は…—に人の顔を写さなくては義理が立たぬ」〈漱石・草枕〉 「—なる石...
にげ‐の・びる【逃(げ)延びる】
[動バ上一][文]にげの・ぶ[バ上二]捕らえられないで遠くへ逃げる。ある場所まで無事に逃げる。「戦火から—・びる」
日日(にちにち)是(これ)好日(こうじつ)
《「碧巌録」から》毎日毎日が無事でよい日であるということ。ひびこれこうじつ。
ぬさ【幣】
1 祈願をし、または、罪・けがれを払うため神前に供える幣帛(へいはく)。紙・麻・木綿(ゆう)などを使う。みてぐら。御幣(ごへい)。幣帛。 2 旅の無事を祈って贈るもの。はなむけ。「さて東に帰り下...
ねい‐じつ【寧日】
穏やかで無事な日。安らかな日。「爾後病状—少く」〈子規・墨汁一滴〉