焦点(しょうてん)を結(むす)・ぶ
1 レンズなどを通った光線が一点に集中する。また、その結果、光学器械で物体の像がはっきりする。ピントが合う。 2 思考や目標などをはっきりと定める。「外交問題に—・ぶ」
しょう‐でんき【焦電気】
焦電効果によって結晶の表面に生じる電気。パイロ電気。ピロ電気。
しょうでん‐こうか【焦電効果】
電気石・酒石酸などの誘電体結晶に熱を加えたとき、その表面の両端に正負の電荷が分かれて発生する現象。このような現象を示す物質を焦電体という。パイロ効果。ピロ効果。
しょうでん‐そし【焦電素子】
焦電効果を利用した電気素子。温度変化によって素子の両端に正負の電荷が生じ、電圧の変化として計測できる。赤外線センサーなどに用いられる。パイロ素子。ピロ素子。
しょうでん‐たい【焦電体】
焦電効果を示す物質の総称。温度変化によって結晶表面に正負の電荷が生じ、温度を計測する焦電素子として利用される。
しょうとう‐らんがく【焦頭爛額】
《「漢書」霍光伝から》火災の予防を考えた者を賞しないで、消火のため頭髪を焦がし、額にやけどをした者に賞を与えること。根本よりも末端を重視するたとえ。
しょう‐ど【焦土】
1 焼けて黒くなった土。 2 家屋・草木などが焼けて跡形もない土地。焼け野原。
しょうど‐がいこう【焦土外交】
敵の攻撃を受けて国が焦土と化しても、あくまで国策を遂行するという外交。満州事変当時に、内田康哉外相が帝国議会で述べた語に基づく。
しょうど‐せんじゅつ【焦土戦術】
退却に際して、敵に利用されないように、あらゆる施設や資材などを焼却・破壊する戦術。
焦土(しょうど)と化(か)・す
建物などがすっかり焼け落ちて跡形もなくなる。焦土に帰す。「被災した市街地が一面—・す」