しょう‐ねつ【焦熱】
1 焦げつくように熱いこと。また、その熱さ。「—の砂漠」 2 「焦熱地獄」の略。
しょうねつ‐じごく【焦熱地獄】
八大地獄の第六。五戒を破り、かつ邪見の者が落ちる所。猛火に責め苦しめられるという。炎熱地獄。
しょう‐び【焦尾】
1 「焦尾琴」の略。 2 琴(きん)の尾端の名称。
しょう‐び【焦眉】
《眉を焦がすほど、火が身近に迫っている意から》危険が迫っていること。差し迫った状況にあること。「—の問題」
しょうび‐きん【焦尾琴】
《後漢の蔡邕(さいよう)が桐(きり)を焼く音をきいて良材であることを知り、その桐材で尾部の焦げたままの琴の名器を作ったという「後漢書」蔡邕伝の故事から》琴(きん)の異称。
しょうび‐の‐きゅう【焦眉の急】
危険がひどく迫っていること。状況が切迫していること。「—を告げる事態」
しょう‐へいめん【焦平面】
⇒焦点面
しょう‐ぼく【焦墨】
膠気(にかわけ)のない枯れた墨。これで書くと筆のかすれを生じる。また、その技法。乾墨。
しょう‐めい【焦螟/蟭螟】
《「列子」湯問から》蚊のまつげに巣くうという、想像上の微小な虫。転じて、ごく小さなもの。
しょう‐らん【焦爛/燋爛】
[名](スル)焼けただれること。