やけ‐だけ【焼岳】
長野・岐阜県境にある、飛騨山脈南部の活火山。標高2455メートル。上高地の西にそびえ、大正4年(1915)の爆発による泥流が梓(あずさ)川をせき止めて大正池を形成した。
やけ‐ださ・れる【焼け出される】
[動ラ下一]家を焼かれ、住む所がなくなる。「大火で—・れる」
やけ‐つ・く【焼け付く】
[動カ五(四)]焼けてくっつく。「—・くような夏の日ざし」
やけ‐つち【焼け土】
焼けた土。
やけ‐とま・る【焼け止まる】
[動ラ四]《「やけどまる」とも》きっぱりと思いきる。「色道の中有に迷ひ、火宅の内の—・る事を知らず」〈浮・一代男・八〉
やけ‐の【焼け野】
1 野焼きをしたあとの野。また、野火で焼けた野。焼け野原。《季 春》「川越えて鳥の見てゐる—かな/闌更」 2 「焼け野原1」に同じ。
やけの‐が‐はら【焼け野が原】
「焼け野原1」に同じ。
やけ‐のこ・る【焼け残る】
[動ラ五(四)]焼けないで残る。「町の一画だけが—・る」
焼(や)け野(の)の鴉(からす)
もともと色の黒いものがさらに黒く見えることのたとえ。
焼(や)け野(の)の雉(きぎす)夜(よる)の鶴(つる)
《すんでいる野を焼かれたキジが自分の命にかえてもその子を救おうとし、また、寒い夜に鶴が自分の羽でその子を暖めるところから》親が子を思う情の深いことのたとえ。