てり‐つ・ける【照(り)付ける】
[動カ下一][文]てりつ・く[カ下二]日光がきびしく照る。「夏の太陽がじりじりと—・ける」
てり‐つゆ【照(り)梅雨】
「空梅雨(からつゆ)」に同じ。
てりてり‐ぼうず【照(り)照(り)坊主】
「照る照る坊主」に同じ。「三日も前から気もそらの—何うぞと待ちし幸いの花日和」〈緑雨・門三味線〉
てり‐どよう【照(り)土用】
夏の土用を通じて雨が降らず、酷暑が続くこと。
てり‐は【照(り)葉】
草木の葉が紅葉して、美しく照り輝くこと。また、その葉。照り紅葉。《季 秋》「—して名もなき草のあはれなる/風生」
てり‐は・える【照(り)映える】
[動ア下一][文]てりは・ゆ[ヤ下二]光を受けて美しく輝く。光が物にあたって輝いて見える。「夕日に紅葉が—・える」
てり‐ふ【照り斑】
鼈甲(べっこう)の、特につやのよい斑。
てり‐ふ【照(り)布】
上質の白い麻布。乾きが速いので、茶の湯で茶巾(ちゃきん)に用いる。
てり‐ふり【照(り)降り】
1 照ることと降ること。晴天と雨天。 2 「照り降り傘」の略。 3 平穏と不穏。「扨々(さてさて)揃はぬ人の心の—や」〈浄・川中島〉
てりふり‐あめ【照(り)降り雨】
照ったり降ったりして定まらない空模様。