に‐うり【煮売り】
飯や、副食物とする魚・野菜・豆などを煮て売ること。また、その煮た食物。
にうり‐ざかや【煮売り酒屋】
煮売りを兼業した居酒屋。一膳飯(いちぜんめし)と酒を供する店。
にうり‐ぢゃや【煮売り茶屋】
宿場などで、煮売りを兼業とした茶屋。
にうり‐ぶね【煮売り船】
廻船や乗合船の乗客を相手に、飲食物を売り回った船。小型の船にかまどを設け、餅や酒などを供した。→うろうろ舟 →食らわんか舟
にえ【煮え】
煮えること。「鍋の—が遅い」「生(なま)—」
にえ‐あが・る【煮え上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 十分に煮える。煮上がる。「小豆が—・る」 2 煮えて、沸き上がる。煮え立つ。「湯が—・る」
にえ‐かえ・る【煮え返る】
[動ラ五(四)] 1 ぐらぐら煮える。沸騰する。煮えたぎる。「やかんの湯が—・る」 2 ひどく腹が立つ。煮えくり返る。「腹わたが—・る思い」 3 大騒ぎをする。騒ぎ立てる。「節季師走にこの在所は...
にえ‐かげん【煮え加減】
食物などの煮えた程度。煮えぐあい。「—を見る」
にえきら◦ない【煮え切らない】
[連語]態度がはっきりしない。ぐずぐずしている。「—◦ない返事」
にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】
[動ラ五(四)]「煮え返る」を強めていう語。「鍋の汁が—・る」「腹の中が—・る」