い・る【熟る】
[動ラ五(四)]《「入(い)る」と同語源》果実が熟する。「稲穂に実が—・る」
うま‐い【熟寝】
ぐっすり眠ること。熟睡(じゅくすい)。「人の寝(ぬ)る—は寝ずてはしきやし君が目すらを欲(ほ)りし嘆かふ」〈万・二三六九〉
うみ‐がき【熟み柿】
熟した柿の実。じゅくし。
う・む【熟む】
[動マ五(四)]果実が熟(じゅく)して、柔らかくなる。うれる。「柿の実が—・む」
う・る【熟る】
[動ラ下二]「う(熟)れる」の文語形。
うれてゆくなつ【熟れてゆく夏】
藤堂志津子の中編小説。北海道のリゾートホテルを舞台に、男女の愛と性、孤独や焦燥を描く。昭和63年(1988)刊行。同年、第100回直木賞受賞。
う・れる【熟れる】
[動ラ下一][文]う・る[ラ下二]果実や穀物などが十分みのる。実がいる。熟(じゅく)す。「赤く—・れたトマト」
こなし【熟し】
1 こなすこと。 2 物を取り扱うこと。処理すること。運用。「着—」 3 からだの動かしかた。「身の—」 4 歌舞伎の舞台で、俳優がせりふなしで演じるしぐさ。「花道で思い入れの—があって」 5 ...
こ‐な・す【熟す】
[動サ五(四)]《粉(こ)に成す、の意》 1 食べた物を消化する。「胃腸で食物を—・す」 2 かたまっているものを細かく砕く。「畑の土を—・す」 3 技術などを習って、それを思うままに使う。また...
こな・る【熟る】
[動ラ下二]「こなれる」の文語形。