つく‐づく【熟】
[副] 1 物事を、静かに深く考えたり、注意深く観察したりするさま。よくよく。じっくり。「寝た子の顔を—(と)眺める」「—(と)将来を考える」 2 物事を痛切に感じるさま。しんから。しみじみ。「...
つら‐つら【熟/熟々/倩】
[副]念を入れて物事を考えたり、見たりするさま。よくよく。つくづく。「—考えてみるに」
とう‐じゅく【登熟】
穀類などが、出穂のあと成熟していくこと。
にき【和/熟】
[語素]《中世以降「にぎ」とも》名詞の上に付いて、やわらかな、しなやかな、穏やかな、などの意を表す。「—たえ(和妙)」「—て(和幣)」
にゅう‐じゅく【乳熟】
稲などの実の胚乳(はいにゅう)がまだ十分に熟さず、濃い乳状をしている状態。
はん‐じゅく【半熟】
1 食べ物が十分煮えたりゆだったりしていないこと。なま煮え。 2 「半熟卵」の略。 3 果実などが十分熟していないこと。「—のブドウ」 4 技芸などがまだ未熟であること。「—の演技」
ばん‐じゅく【晩熟】
普通より成熟するのが遅いこと。おくて。⇔早熟。
ふ‐じゅく【不熟】
[名・形動] 1 果物・作物などが成熟しないこと。出来の悪いこと。また、そのさま。「不作—な(の)年」 2 熟練していないこと。また、そのさま。未熟。不熟練。「—な文章」 3 折り合いが悪いこと...
ふ‐じゅく【腐熟】
[名](スル)下肥(しもごえ)・堆肥などがよく発酵して腐ること。「三ケ月以上—した人糞肥料でなければ」〈島木健作・続生活の探求〉
ほう‐じゅく【豊熟】
[名](スル)穀物が豊かに実ること。「—した稲穂」