ねつこうか‐せい【熱硬化性】
常温では変形しにくいが、加熱により軟化して成形しやすくなり、同時に重合が進んで硬化し、もとの状態に戻らなくなる性質。プラスチックの性質の一。
ねつこうかせい‐じゅし【熱硬化性樹脂】
熱硬化性をもつ合成樹脂の総称。尿素樹脂・メラミン樹脂・フェノール樹脂など。加工後は溶媒に溶けず、再加熱しても軟化しない。熱硬化性プラスチック。
ねつこうかせい‐プラスチック【熱硬化性プラスチック】
⇒熱硬化性樹脂
ねつ‐こうかんき【熱交換器】
高温の流体がもつ熱エネルギーを低温の流体に伝える装置。直接接触方式、隔板や蓄熱器を用いる方式があり、加熱器・冷却器・蒸発器・凝縮器などに使用。
ねつ‐こうりつ【熱効率】
熱機関に供給されたエネルギーのうち、仕事に変えられた熱量の割合。
ねつ‐ごへん【熱互変】
温度変化による互変。サーモトロピー。
ねつ‐ごもり【熱籠もり】
地熱発電などの地熱利用において、放熱を繰り返すことで地中の温度が上昇し、熱交換の効率が低下する現象。→熱枯れ
ねつ‐さまし【熱冷まし】
《「ねつざまし」とも》熱をさますこと。また、そのための薬。解熱剤(げねつざい)。
ねつ‐ざつおん【熱雑音】
抵抗内の電子またはイオンの不規則な熱運動によって生じる電気的な雑音。電子回路には必ず存在する。この現象を発見した米国ベル研究所のジョン=ジョンソン、ハリー=ナイキストの名前から、ジョンソン雑音、...
ねつ‐ざんりゅうじか【熱残留磁化】
岩石のように多数の強磁性微粒子を含む物を、磁界の中でキュリー温度以上の高温から常温に冷却するときに生じる残留磁化。磁界と同じ方向に磁化し、安定な永久磁石として残る。熱残留磁気。