いきれ【熱れ/熅れ】
蒸されるような熱気。ほてり。いきり。「草—」「人—」「むっと—のするうす汚い土手で」〈滝井・無限抱擁〉
いき・れる【熱れる/熅れる】
[動ラ下一]熱気のためにむっとする。「梅雨後(つゆあがり)の勢のよい青草が—・れて」〈啄木・鳥影〉
ね・す【熱す】
[動サ変]《「ねっす」の促音の無表記》熱が出る。発熱する。「女院、もの(=ハレモノ)—・せさせ給ひて」〈栄花・鳥辺野〉
ねっか【熱河】
中国河北省の都市、承徳の旧称。また、熱河省のこと。
ねっ‐かい【熱塊】
高温に熱したもののかたまり。
ねっか‐しょう【熱河省】
中国北部の旧省名。省都は承徳。1933年満州国に組み込まれたが、1956年、南部は河北省、東部は遼寧省、北部は内モンゴル自治区に分割編入された。
ねっ‐かん【熱汗】
熱気によって吹き出す汗。
ねっかん‐かこう【熱間加工】
金属を再結晶温度以上に加熱して、板・棒・形鋼などにする加工法。レールなど長い物を連続的に生産できる。高温加工。⇔冷間加工。
ねっかん‐しあげ【熱間仕上げ】
加熱した金属を、冷却しない間に成形する仕上げ加工法。
ねっ‐き【熱気】
1 温度の高い空気・気体。「—がこもる」 2 興奮して高まった意気込みや気配。「話が—を帯びる」 3 病気などで高くなった体温。