もえ‐こが・る【燃え焦がる】
[動ラ下二]恋いこがれる。また、苦しみもだえる。「つきせぬ瞋恚(しんい)の炎に—・れて」〈宇治拾遺・一一〉
もえ‐さか・る【燃(え)盛る】
[動ラ五(四)] 1 盛んに燃える。「—・る火の手」 2 感情が激しく高まる。「怒りが—・る」「—・る情念」
もえ‐さし【燃え止し】
燃えきらないままで残ったもの。もえのこり。「薪の—」
もえ‐た・つ【燃(え)立つ】
[動タ五(四)] 1 盛んに燃える。激しく燃え上がる。また、赤い色などが、炎のように輝くたとえにいう。「全山が紅葉に—・つ」 2 感情が激しく高ぶる。「—・つ思い」
もえ‐だ・す【燃(え)出す】
[動サ五(四)]燃えはじめる。「たき火が—・す」
もえつき‐しょうこうぐん【燃(え)尽き症候群】
⇒バーンアウトシンドローム
もえつきたちず【燃えつきた地図】
安部公房の長編小説。昭和42年(1967)刊。失踪した男の調査を依頼された興信所員の「ぼく」が、徐々に失踪者の手がかりを失い、やがて自らをも見失っていく。昭和43年(1968)、安部自身の脚色、...
もえ‐つ・きる【燃(え)尽きる】
[動カ上一][文]もえつ・く[カ上二] 1 すっかり燃えてしまう。「油が—・きる」 2 盛り上がっていた感情がその勢いを失ってしまう。「—・きることを知らない情熱」 3 持っている力を使い果たす...
もえ‐つ・く【燃(え)付く】
[動カ五(四)]火がつく。火が燃え移る。「火が着物に—・く」
もえ‐のこり【燃(え)残り】
燃えきらないで残ったもの。もえさし。