爪(つめ)で拾(ひろ)って箕(み)で零(こぼ)す
こつこつと苦労して蓄えたものを、一度に使い果たすことのたとえ。
つめ‐なが【爪長】
《「爪に火をともす」の言葉から、火をともすために爪を長くする意》非常にけちなこと。また、その人。「内方は生まれついての—でござれば」〈伎・五大力〉
爪(つめ)に爪(つめ)なく瓜(うり)に爪(つめ)あり
よく似ている「爪」と「瓜」の字形の違いをわかりやすくいった言葉。
爪(つめ)に火(ひ)を点(とも)・す
ろうそくの代わりに爪に火をともす。ひどく貧しい生活をする。苦労して倹約する。また、ひどくけちなことのたとえ。「—・してためた金」
つめ‐の‐あか【爪の垢】
1 爪と指との間にたまっているあか。 2 物事の少ないことのたとえに用いる語。ごくわずか。「—ほどの思いやりもない」
爪(つめ)の垢(あか)を煎(せん)じて飲(の)・む
格段にすぐれた人の爪の垢を薬として飲んでその人にあやかるように心がける。「名人の—・めば少しは腕が上がるだろうに」
そう‐はくせん【爪白癬】
⇒つめはくせん(爪白癬)
つめ‐はくせん【爪白癬】
《医学では「そうはくせん」という》手足の爪の間に白癬菌が侵入して発症する皮膚真菌症。白癬に続いて起こることが多く、爪が白く濁り、厚くなり、ボロボロと崩れる。痛みやかゆみなどの自覚症状はないが、放...
つめば‐けい【爪羽鶏】
キジ目ツメバケイ科の鳥。カッコウ目とすることもある。全長約60センチで、全体に淡褐色。ひなの翼に爪があり、木に登るのに用いる。南アメリカ北部に生息。
つめ‐ばん【爪判】
「爪印(つめいん)」に同じ。