かき‐かえ・す【掻き返す】
[動サ四]琴爪(ことづめ)や撥(ばち)の裏で弦をはじいて鳴らす。「—・したる音(ね)の珍しく今めきて」〈源・若菜下〉
かき‐やぶ・る【掻き破る】
[動ラ五(四)]つめや刃物などでひっかいて裂く。また、ひっかいて傷つける。「夜中には物置の戸を爪で—・って外へ出ようとした」〈漱石・硝子戸の中〉
かぎ‐づめ【鉤爪】
動物のもつ、下向きの鉤形に湾曲し、鋭くとがる爪。有蹄(ゆうてい)類・霊長類以外の哺乳類と、爬虫(はちゅう)類・鳥類にみられる。
かくしけん【隠し剣】
藤沢周平による時代小説のシリーズ名。「隠し剣」と呼ばれる秘伝の剣術をめぐるさまざまなエピソードを描く。昭和51年(1976)から昭和55年(1980)にかけて、主として雑誌「オール読物」に連載さ...
かく‐しつ【角質】
動物体を保護する角・毛・羽毛・爪・うろこなどの主な構成成分となるたんぱく質。ケラチン。
かく‐づめ【角爪】
琴爪(ことづめ)の一種で、先端が角形で長方形のもの。生田(いくた)流で用いる。
かけ‐づめ【懸(け)爪/繋け爪】
1 鶏や雉(きじ)の蹴爪(けづめ)。 2 琴を弾くときに指にはめる爪。琴爪。
かまくら‐よう【鎌倉様】
鎌倉の武士やその婦女子の間に広まっていた風俗の様式。「爪、髪の切り様は—候ふな」〈幸若・堀川〉
かみ‐かしら【髪頭】
《「かみがしら」とも》 1 頭の髪。「毎日—も自ら梳(す)きて」〈浮・永代蔵・二〉 2 頭部。あたま。「—より爪先まで、一分だめしにためされても」〈浄・丹波与作〉
かむ‐やら・う【神遣らふ】
[動ハ四]神の意志によって追放する。「手足の爪も抜かしめて、—・ひやらひき」〈記・上〉