けと‐ば【言葉】
「ことば」の上代東国方言。「父母が頭(かしら)かきなで幸(さ)くあれて言ひし—ぜ忘れかねつる」〈万・四三四六〉
け‐どお・い【気遠い】
[形][文]けどほ・し[ク] 1 遠く隔たっているさま。遠く離れている。「祇園祭の稽古囃子(ばやし)が流を渡って—・く聞えて来る」〈風葉・青春〉 2 人けがなくてものさびしい。「いとど狐の住みか...
ケフェウス【Kēpheus】
ギリシャ神話のエチオピア王。カシオペイアの夫で、アンドロメダの父。
けんあん‐たい【建安体】
中国、建安年間に興った詩風。魏の曹操・曹丕(そうひ)・曹植父子や建安七子らが中心。五言詩が定着し、格調も高く、後代の範となった。
けんけん‐ふくよう【拳拳服膺】
[名](スル)《「礼記」中庸から。「服膺」は胸につけて離さない意》心に銘記し、常に忘れないでいること。「父親のその遺言を—し」〈梅崎・砂時計〉
けんとく‐さん【乾徳山】
山梨県山梨市の北部にある山。標高2031メートル。頂上からの眺望がよい。中腹に大平牧場があり、裾野は草原状になっている。山麓の甲州市に、武田信玄の菩提(ぼだい)寺である乾徳山恵林(えりん)寺があ...
犬馬(けんば)の養(やしな)い
《「論語」為政から》犬や馬にえさを与えるのと同じように、父母を養うのに、ただ衣食を与えるだけで敬意が伴わないこと。
げき‐あま【激甘】
1 食品の味が非常に甘いこと。甘すぎること。「—のチョコレート」 2 厳しさがまったくないこと。また、しっかりしていないこと。「娘に—の父」「考え方が—だ」
げし‐な・る【御寝成る】
[動ラ五(四)]「ぎょしんなる」の音変化。「お父(とっ)さんは—・ってですか」〈一葉・別れ霜〉
げじ‐ぎれ【下知切れ】
俳諧の発句で、切れ字に命令形を用いる表現形式。「昔聞け秩父殿(ちちぶどの)さへ角力(すまふ)取り/芭蕉」の類。