かん‐ぱん【官版/官板】
1 政府・官庁の出版物。⇔私版。 2 江戸時代、幕府の官学、昌平坂学問所で出版した教科書用の漢籍。
がり‐ばん【がり版】
謄写版(とうしゃばん)の俗称。また、その鉄製のやすり板。鉄筆で原紙を切るときのがりがりいう音からの名。「—刷り」
きじょう‐しゅっぱん【机上出版】
⇒デスクトップパブリッシング
きゅう‐はん【旧版】
出版物で、改訂・増補などを行う以前の古い版。⇔新版。
きょく‐ばん【局版/局盤】
煎茶(せんちゃ)の席で、風炉(ふろ)の下に敷く木製・金属製・陶器製の板。
キリシタン‐ばん【キリシタン版】
近世初期、イエズス会が主として九州地方で刊行した活字本の総称。バリニャーノが天正18年(1590)に活字印刷機を伝えてから刊行。欧文本・ローマ字本・邦文本・欧和混用本がある。「ドチリナキリシタン...
ぎ‐はん【偽版】
偽造した版木。また、その印刷物。
くみ‐はん【組版】
活版印刷で、原稿の指定に従って、拾った活字・込め物・罫(けい)などを組み合わせて版を作ること。また、その版。植字。
けいちょう‐ばん【慶長版】
慶長年間に木製活字で印刷・出版された書籍の総称。慶長活字本。
けってい‐ばん【決定版】
1 書物・出版物で、それ以上の修正や増補を必要としない最終的なもの。「漱石全集の—」 2 同一種類のもののうちで、品質・機能などの最もすぐれているもの。「辞書アプリの—」