こ‐が【虎牙】
1 トラのきば。 2 将軍や武官の異称。近衛府(このえふ)や征夷大将軍にいう。「将軍職—に列なる」〈本朝文粋・九〉
こごえるきば【凍える牙】
乃南アサのミステリー小説。平成8年(1996)発表。同年、第115回直木賞受賞。平成13年(2001)と平成22年(2010)にテレビドラマ化。
ごう‐が【聱牙】
[名・形動]文章の字句がむずかしくてわかりにくいこと。また、そのさま。「マルクスの—な文章を」〈河上肇・貧乏物語〉
さ‐が【槎枒/槎牙】
[ト・タル][文][形動タリ]木の枝がごつごつと角ばって入りくんでいるさま。「椿に隣れる梅樹(うめ)の—たるに」〈蘆花・自然と人生〉
し‐が【歯牙】
1 歯と牙(きば)。また、歯。 2 言葉。口先。「暗殺攘夷の論は固(もと)より—に留るに足らず」〈福沢・文明論之概略〉
しょくぶつ‐ぞうげ【植物象牙】
ゾウゲヤシなどの種子の胚乳(はいにゅう)。白色で堅く象牙に似ており、ボタンや彫刻材料にする。
しろいきば【白い牙】
《原題White Fang》米国の小説家、ロンドンの小説。1906年刊。一匹の狼が人間に飼われて野性を失っていくさまを描く。映画化作品もある。別邦題「白牙」。
スペイン【Spain】
ヨーロッパ南西部、イベリア半島の大半を占める立憲君主国。首都マドリード。イスラム教徒の支配ののち15世紀に統一王国をなし、16、7世紀には中南米を主として全世界に広大な植民地を領有。1588年無...
そう‐が【爪牙】
1 つめと、きば。転じて、人を傷つけ、また脅かすもの。魔手。「—をとぐ」 2 主君や国家を守護する家来。主君の手足となって働く家臣。「—の臣」「—耳目」
ぞう‐げ【象牙】
象の上あごにある長く伸びた一対の門歯。細かい木目状の縞模様があり、適度の硬さなので細工物に用いられた。