牛(うし)の歩(あゆ)み
進み方が遅いことのたとえ。牛歩(ぎゅうほ)。
牛(うし)の一散(いっさん)
歩みの遅い牛が何かのはずみで一散に走るように、平生ぐずぐずしている人が深い思慮もなくむやみにはやり進むことがあることのたとえ。
うし‐の‐くるま【牛の車】
仏語。大乗の教えのたとえ。三車の一で、小乗の教えを羊や鹿(しか)の車というのに対する。
うしのけ‐ぐさ【牛の毛草】
イネ科の多年草。山地に生え、高さ30〜50センチ。葉は細く、淡緑色または白緑色で堅い。夏、白緑色または紫緑色の穂を出す。
うし‐の‐した【牛の舌】
カレイ目ウシノシタ亜目の海水魚の総称。水底の砂泥中にすみ、体は扁平で、口が鉤(かぎ)形に曲がっている。両眼はウシノシタでは左側に、ササウシノシタでは右側にある。世界の温帯から熱帯に分布。食用。→...
うし‐の‐しっぺい【牛の竹篦】
イネ科の多年草。湿地に生え、高さ50〜70センチ。葉は白緑色で細長く、夏から秋、紅紫色の細い円柱状の穂を出す。
うし‐の‐そうめん【牛の素麺】
ネナシカズラの別名。
うし‐の‐たま【牛の玉】
1 牛の額にできる毛の塊。直径3センチほどの丸さで、中に堅い芯(しん)がある。牛王(ごおう)とも称し社寺などの宝物とされた。 2 牛の腹中にできる玉。宝物とされた。牛黄(ごおう)。
うし‐の‐つのつきあい【牛の角突(き)合い】
1 「牛合わせ」に同じ。 2 仲が悪く、争い合うこと。角突き合い。「路用の金も、だらだらひっぱって、いまだに返さねえから、是まで—をしていたところだし」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
うしのつの‐もじ【牛の角文字】
《形が牛の角に似ているところから》平仮名の「い」の字。一説に「ひ」の字とも。