てんねんぶつ‐かがく【天然物化学】
生物が産生する物質を対象とする化学の一分野。天然の有機化合物の単離や合成、生命現象との関わりについての研究を指す。天然物有機化学。
てん‐りゅう【転流】
植物体の、ある部分で合成された物質が篩管(しかん)を通して他の部分に運ばれること。
テープ【tape】
1 幅が狭く、長い帯状の布・紙など。「—を巻く」「ビニール—」「粘着—」 2 競走で、決勝線に張り渡すひも。 3 出航時に船に投げ渡したり、ステージの歌手に投げたりする、紙製の長いひも。「人気歌...
ディラック‐りゅうし【ディラック粒子】
相対論的量子力学の枠組みで定式化されたディラックの方程式に従う粒子。スピン1/2のフェルミ粒子をさし、電子・μ粒子・陽子・中性子などが含まれる。特殊な条件下において、物質中で形式的に質量が零の粒...
ディーエヌエー‐アプタマー【DNAアプタマー】
特定の物質と特異的・選択的に結合するアプタマーの一。人工的に合成したDNA(デオキシリボ核酸)の断片であり、アプタマー医薬として利用される。
ディーゼルはいき‐びりゅうし【ディーゼル排気微粒子】
ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子。大気汚染を引き起こす浮遊粒子状物質(SPM)の一つ。肺癌(はいがん)や喘息(ぜんそく)への影響が指摘されている。ディーゼル排気粒子。DEP(dies...
ディー‐ダイマー【D-dimer】
血液の凝固に関与するたんぱく質のフィブリンがプラスミンという酵素によって分解される際に生じる物質。DIC・血栓症の診断などに用いられる。D-Dダイマー。
デカルト‐しゅぎ【デカルト主義】
デカルトの説いた、精神と物質が独立して存在するものであるという物心二元論に立つ考え方。→デカルト
デコンタミネーション【decontamination】
《「ディコンタミネーション」とも》病原菌や放射性物質、有毒ガスなどによる汚染を取り除くこと。除染。
デバイシェラー‐ほう【デバイシェラー法】
X線回折を利用した構造解析の手法の一。粉末や多結晶の試料にX線を照射するとブラッグ反射による物質に固有な環状の回折像が得られる。この像を標準試料のものと比較して物質の同定を行う。