ようばい‐ちゅうしゅつ【溶媒抽出】
混合物を分離する方法の一。各種物質の溶けている水溶液に、水に溶けないベンゼン・クロロホルムなどの溶媒を加え、この溶媒に特定成分を溶かし出させて取り出す操作。抽出。
よう‐へん【窯変】
[名](スル)陶磁器を焼く際、炎の性質や釉(うわぐすり)の含有物質などが原因で予期しない釉色(ゆうしょく)・釉相を呈すること。また、その陶磁器。変化を求めて作為的にも行われる。火変わり。
ようゆうえん‐ろ【溶融塩炉】
溶融塩に核燃料物質を溶解させた液体燃料を循環させて熱を取り出す原子炉。核燃料物質として、トリウムおよびウランのフッ化物を用いる。1950年代に米国で開発された技術だが、トリウム資源が豊富にあるこ...
ようりょう‐はんのうかんけい【用量反応関係】
生物に対し、化学物質や放射線などの物理的作用を与えたとき、その用量と生物にみられる反応との関係をいう。毒物の有害性の場合、縦軸に健康影響度、横軸に摂取量をとってグラフにすることで、無影響量や致死...
よう‐ろ【窯炉】
窯業用の炉。内部を耐火物、外側を断熱材で覆い、物質を高温に加熱できる。
よくせい‐こうそ【抑制酵素】
ある物質を加えることによって合成速度が低下する酵素。トリプトファンを合成する酵素など。
よたく‐じっこうせんりょう【預託実効線量】
体内に取り込まれた放射性物質による内部被曝の実効線量を、およそ一生分について積算した値。成人は接取後50年間、子供は70歳になるまでの年数で計算する。預託実効線量を最初の1年間にすべて内部被曝し...
ラジエーション‐ダメージ【radiation damage】
物質が放射線にさらされたときに受ける物理的・化学的変化。特に、その性質が劣化する場合に用いられる語。放射線損傷。
ラジオイムノアッセイ【radioimmunoassay】
放射性同位元素と抗原抗体反応とを利用して、非常に微量な物質の量を測定する方法。同位元素標識免疫定量法。放射免疫測定。RIA。
ラセミ‐たい【ラセミ体】
《racemic body》化学構造が鏡像の関係にある一対の光学異性体を等量混合した物質。光学活性は失われ、旋光性を示さない。