まえだて‐もの【前立物】
兜(かぶと)の前部につける立物(たてもの)の一。鍬形(くわがた)・半月・天衝(てんつき)・高角(たかづの)など。前立。
まがい‐もの【紛い物/擬い物】
本物と見分けがつかないほど、よく似せてつくってある物。にせもの。模造品。イミテーション。「—のダイヤ」「—をつかまされる」
まき‐もの【巻(き)物】
1 書画などをかいた横に長い紙を表装し、軸に巻いたもの。巻き軸。 2 「巻子本(かんすぼん)」に同じ。 3 軸に巻いた反物。 4 「巻き鮨」に同じ
マクスウェル‐の‐まもの【マクスウェルの魔物】
⇒マクスウェルの悪魔
まげ‐もの【曲げ物】
1 檜(ひのき)・杉などの薄い板を円筒形に曲げ、桜や樺(かば)の皮でとじ合わせ、これに底をつけて作った容器。わげもの。 2 質種(しちだね)。質草(しちぐさ)。
まげ‐もの【髷物】
髷を結っていた時代に取材した小説・演劇・映画など。時代物。ちょんまげもの。
まさぐり‐もの【弄り物】
もてあそびもの。なぐさみもの。「かぐや姫の物語の絵にかきたるをぞ、時々の—にし給ふ」〈源・蓬生〉
まざり‐もの【混ざり物/交ざり物】
まざって入っている物。夾雑物(きょうざつぶつ)。まじりもの。
まじ‐もの【蠱物】
1 まじないをしてのろうこと。また、その術。まじ。「畜(けもの)仆(たふ)し、—する罪」〈祝詞・六月晦大祓〉 2 人を惑わすもの。魔性のもの。「これらの—らを捉(とら)んは何の難き事にもあらじ」...
まじり‐もの【混じり物/雑じり物】
まじっているもの。まざりもの。「—のない純米酒」