ジャワ‐さい【ジャワ犀】
ウマ科の哺乳類。東南アジアに分布。体高1.5〜1.7メートル。体重約1400キロ。絶滅の危険がある。
スマトラ‐さい【スマトラ犀】
サイ科の哺乳類。二角サイの一種で、全身が剛毛に覆われる。かつてはミャンマーからインドシナ・マレー半島・スマトラ・ボルネオにかけて分布したが、乱獲により絶滅に瀕(ひん)している。
ねん‐さい【燃犀】
物事をよく見抜くこと。中国、東晋(とうしん)の温嶠(おんきょう)が、犀の角を燃やして深淵を照らし、水中の怪物の姿を見たという「晋書」温嶠伝の故事による。
もく‐せい【木犀】
ギンモクセイの別名。また、キンモクセイ・ウスギモクセイなどを含めての総称。モクセイ科の常緑樹で、秋に、白色・橙黄色・薄黄色の花をつけ、芳香を放つ。《季 花=秋》「—の香にあけたての障子かな/虚子」
れい‐さい【霊犀】
《心と心が一筋通いあうのを、霊力があるとされる通天犀の角の、根元から先端まで通う白い筋にたとえた唐の李商隠の「無題詩」から》互いの意志が通じあうこと。