けん‐ば【犬馬】
犬と馬。また、人に使われる者や身分の低い者をたとえたり、自分をへりくだっていったりする語。
犬馬(けんば)の心(こころ)
《「史記」三王世家から》臣下が君主に忠節を尽くし、その恩に報いようと思う心。
犬馬(けんば)の年(とし)
《曹植「黄初六年令」から。犬や馬のようにむだに年をとる意》自分の年齢をへりくだっていう語。犬馬の齢(よわい)。
犬馬(けんば)の養(やしな)い
《「論語」為政から》犬や馬にえさを与えるのと同じように、父母を養うのに、ただ衣食を与えるだけで敬意が伴わないこと。
犬馬(けんば)の労(ろう)
主君や他人のために力を尽くして働くことをへりくだっていう語。「—をいとわない」