えのこしゅう【犬子集】
江戸初期の俳諧集。17巻5冊。松江重頼編。寛永10年(1633)刊。「守武千句」「犬筑波集」以後の発句・付句の秀作集。
えのこ‐ろ【犬子/犬児/狗】
「えのこ」に同じ。「折ふし—一疋(ぴき)来るをとらへて抱き」〈咄・きのふはけふ・下〉
けん【犬】
[音]ケン(呉)(漢) [訓]いぬ [学習漢字]1年 〈ケン〉 1 イヌ。「犬猿・犬歯/愛犬・闘犬・番犬・名犬・猛犬・野犬・猟犬・老犬」 2 つまらぬもののたとえ。「犬馬・犬羊」 〈いぬ〉「...
けん‐えん【犬猿】
犬と猿。仲の悪いもののたとえ。「—の仲」
犬猿(けんえん)も啻(ただ)ならず
犬と猿との間よりも、もっと仲が悪い。
けん‐が【犬牙】
1 犬のきば。 2 犬のきばのように、互いに食い違ったり入り組んだりしていること。「—錯綜(さくそう)」
けんが‐そうせい【犬牙相制】
《「史記」孝文本紀から》隣りあう2国の領土を犬のきばのように入り組ませて、相互に牽制させること。
けん‐し【犬歯】
切歯(門歯)と臼歯(きゅうし)の間の歯。上下一対、左右に計4本ある。糸切り歯。肉食獣では発達して牙(きば)となる。
けんし‐か【犬歯窩】
上顎骨の眼窩下孔の下方にある浅いくぼみ。
けんし‐きん【犬歯筋】
⇒口角挙筋