かわ‐がり【川狩(り)】
1 川で、水をせき止めたり、投網を打ったりして魚を捕ること。川猟。《季 夏》「—や楼上の人の見知り皃(がほ)/蕪村」 2 木材を、筏(いかだ)に組まずに、1本ずつ上流から流し送ること。
きそい‐がり【競い狩(り)】
昔、陰暦5月5日に、山野に出て薬草を採集した行事。薬狩り。 [補説]「かきつはた衣に摺り付け丈夫(ますらを)の着襲(きそ)ひ狩りする月は来にけり」〈万・三九二一〉の「着襲ひ狩り(=着飾ってする狩...
きつね‐がり【狐狩(り)】
キツネを狩ること。特に、英国貴族が好んで行う狩猟のこと。派手な狩猟服を着た騎馬の集団が猟犬を追い立て、キツネをかみ殺させるもので、17世紀以降スポーツとして確立。フォックスハンティング。 [補説...
きのこ‐がり【茸狩(り)】
山林でキノコを探し取ること。たけがり。《季 秋》
くすり‐がり【薬狩(り)/薬猟】
「競(きそ)い狩り」に同じ。《季 夏》「古図に見る大和菟野(うだの)の—/月斗」
くび‐がり【首狩(り)】
他の種族・部族や外来者を襲って首を取り、儀式を行う習俗。未開社会で、豊作祈願や頭蓋(ずがい)崇拝のための宗教行為として行われた。
くま‐がり【熊狩(り)】
熊を狩ること。《季 冬》
こたか‐がり【小鷹狩(り)】
小鷹を使って秋に行う鷹狩り。初鳥狩(はつとがり)。《季 秋》「あさむつの橋に揃ふや—/涼菟」→大鷹(おおたか)狩り
ことば‐がり【言葉狩(り)】
特定の言葉を、差別・偏見を含み不適切だとして、過剰に排除すること。多く、差別・偏見そのものについて熟考や議論をせず、その言葉を画一的に排除したり、使用を自主規制したりすることを批判していう。→ポ...
さくらがり【桜狩】
箏曲(そうきょく)。文化年間(1804〜1818)ごろに山田検校が作曲。越前家の姫君の作詞という。花見の情景を表現したもの。 長唄。安政年間(1854〜1860)に2世芳村孝次郎または10世...