いっ‐こん【一献】
1 1杯の酒。また、酒を酌んで飲むこと。「—傾ける」 2 酒の振る舞い。酒盛り。「或夜—の有りけるに」〈太平記・五〉 3 一度目の酒肴(しゅこう)。「—にうちあはび、二献にえび、三献にかいもちひ...
く‐こん【九献】
1 杯を三献(3杯)ずつ三度差すこと。祝儀などでの正式の作法。三三九度(さんさんくど)。「も一つ参れ舅(しうと)殿、三三(さんさん)—重なれば、後は酒宴の余りにて」〈狂言記・吟じ聟〉 2 酒をい...
けん【献〔獻〕】
[常用漢字] [音]ケン(漢) コン(呉) [訓]たてまつる ささげる 〈ケン〉 1 上位者や神仏に物をさしあげる。「献金・献血・献上・献呈・献本/貢献・奉献」 2 客に酒をすすめる。「献酬・...
こう‐けん【貢献】
[名](スル) 1 ある物事や社会のために役立つように尽力すること。「学界の発展に—する」「—度」 2 貢ぎ物を奉ること。また、その品物。
こん【建/献】
〈建〉⇒けん 〈献〉⇒けん
こん【献】
[名]客にもてなす酒・肴(さかな)の膳部。「預かり蔵人小板敷きを昇り、大杯を取って共に—を勧む」〈雲図抄〉 [接尾]助数詞。 1 酒席などで、杯を飲みほす回数を表す。また、杯をさす度数にもい...
こん‐こん【献献】
杯をなん度も重ねること。「瓶子(へいじ)もかはり、—に暫く時も移りしが」〈浄・布引滝〉
さんこう‐ぶんけん【参考文献】
調査・研究などの参考資料にする書物など。
さん‐こん【三献】
《「さんごん」とも》中世以降の酒宴の礼法。一献・二献・三献と酒肴(しゅこう)の膳を三度変え、そのたびに大・中・小の杯で1杯ずつ繰り返し、9杯の酒をすすめるもの。式三献。
さんさん‐くこん【三三九献】
「三三九度(さんさんくど)」に同じ。