玉(たま)に瑕(きず)
それさえなければ完全であるのに、ほんの少しの欠点があること。「体が弱いのが—だ」
たまにしき‐さんえもん【玉錦三右衛門】
[1903〜1938]力士。第32代横綱。高知県出身。本名、西内弥寿喜(やすき)。晩年は双葉山の好敵手として一時代を築いたが、昭和13年(1938)巡業中に病死した。優勝9回。→第31代横綱常ノ...
玉(たま)に使(つか)・う
たくらみの手段に使う。「わざと須河奴(め)を—・って、しばしば牛肉屋へ出掛たがネ」〈逍遥・当世書生気質〉
たま‐ねぎ【玉葱】
ヒガンバナ科ネギ属の野菜。高さ約50センチ。地下の鱗茎(りんけい)は球形または偏球形で、刺激性のにおいをもち、食用。葉や茎は管状。秋、白い小花が集まって球状に咲く。ペルシアの原産で、明治の初めに...
たまの【玉野】
岡山県南部の市。児島半島東部を占める。宇野港は四国への連絡船発着地として発展。造船所、精錬所がある。人口6.5万(2010)。
たま‐の‐あせ【玉の汗】
玉のように吹き出した大粒の汗。《季 夏》「美しき詞(ことば)にも似ぬ—/杉風」
たま‐の‐い【玉の井】
よい水の出る井戸。また、井戸の美称。たまい。「我ならぬ人にくますな行きずりに結び置きつる—の水」〈風雅・雑中〉 [補説]地名・曲名別項。→玉の井(地名) →玉井(曲名)
たまのい【玉の井】
東京都墨田区東向島にあった私娼窟。永井荷風が「濹東綺譚」で描いた所。
たまのい【玉井】
謡曲。脇能物。観世・金剛・喜多流。観世小次郎信光作。記紀に取材。彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)が釣り針を探しに竜宮へ行き、玉の井戸のほとりで豊玉姫と契りを結ぶ。
たま‐の‐うてな【玉の台】
美しくりっぱな建物。玉楼(ぎょくろう)。ぎょくだい。「いづこかさして、とおもほしなせば、—も同じことなり」〈源・夕顔〉