ぎょく‐せつ【玉屑】
1 玉を砕いた粉末。不老不死の仙薬とされた。 2 詩文の中のすぐれた一節。 3 雪。特に、降る雪。「—霏々(ひひ)乱れて斜(ななめ)に飛び」〈蘆花・自然と人生〉
ぎょく‐せつ【玉折】
玉が砕けること。転じて、才子・佳人が若死にすることのたとえ。
ぎょく‐せん【玉泉】
1 清らかな泉。 2 《天台大師智顗(ちぎ)が中国湖北省当陽県玉泉山の玉泉寺に住したところから》天台宗のこと。
ぎょく‐せん【玉蟾】
《月の中に三つ足の蟾(ヒキガエル)がいるという伝説から》月の異称。
ぎょくせん‐じ【玉泉寺】
静岡県下田市柿崎にある曹洞宗の寺。山号は瑞竜山。天正年間(1573〜1592)俊栄の開山。幕末、ハリスの着任後はアメリカ領事館となった。
ぎょくせんじょう【玉泉帖】
平安時代、小野道風が白楽天の詩を楷・行・草3書を混用して書写したもの。名は巻首の詩句「玉泉南澗花奇恠」から。
ぎょくせん‐どう【玉泉洞】
沖縄県、沖縄島南東部にある鍾乳洞。南城市玉城(たまぐすく)の雄樋(ゆうひ)川下流に位置する。30万年前に形成されたとされ、主洞と枝洞とを合わせた総延長は約5000メートル。昭和42年(1967)...
ぎょく‐たい【玉体】
1 玉のように美しいからだ。 2 天子または貴人のからだ。 3 他人を敬って、そのからだをいう語。
ぎょく‐たい【玉帯】
玉の飾りをつけた革製の帯。貴族の束帯に用いられた。たまのおび。
ぎょく‐だい【玉代】
芸者や娼妓(しょうぎ)などを呼んで遊ぶための代金。花代。はな。ぎょく。