アグノウ‐もん【アグノウ門】
《Bab Agnaou》モロッコ中部の都市マラケシュの旧市街の南側、王宮の近くにある門。12世紀、ムワッヒド朝時代に建造。馬蹄形のアーチの周囲は赤と緑の砂岩で装飾され、コーランの一節が刻まれている。
アグンカランガスム‐おうきゅう【アグンカランガスム王宮】
《Puri Agung Karangasem》インドネシア南部、バリ島東部の町アムラプラにある王宮。カランガスム王朝の宮殿として建造。19世紀末にオランダ留学をした最後の王によって建てられた。建...
アケメネス‐ちょう【アケメネス朝】
《(ギリシャ)Achaimenēs/(ペルシア)Hakhamanish》前6世紀半ば、族長アケメネスを祖とし、キュロスが創始した、古代ペルシアの王朝。ダリウス1世のときに全オリエントを支配。前3...
あ‐こう【阿衡】
《「阿」は頼みよる、「衡」ははかりの意》摂政・関白の異称。中国の殷(いん)の湯王が宰相の伊尹(いいん)をこう称したところからいう。一説に、伊尹の号とも。
あさか‐やま【安積山/浅香山】
福島県郡山市日和田にある山。葛城王(かずらきのおおきみ)と采女(うねめ)との伝説で知られる。同市片平の額取(ひたとり)山とする説もある。[歌枕]「—影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾が思はなくに」〈...
あさくさ‐じま【浅草縞】
縦糸にくずの生糸、横糸に木綿糸を用いた紬(つむぎ)織り。武蔵の八王子付近から産した。
あさひな【朝比奈】
狂言。閻魔(えんま)王が六道の辻で亡者を待っていると、朝比奈三郎(義秀)が来るが、逆に負かされ、極楽浄土に案内させられる。
あざむかれたマーリン【欺かれたマーリン】
《原題、The Beguiling of Merlin》バーン=ジョーンズの絵画。カンバスに油彩。アーサー王伝説に基づく一連の作品の一。ポートサンライト、レディーリバー美術館所蔵。欺かれるマーリ...
あした‐の‐はら【朝原】
奈良県北西部、北葛城郡王寺町から香芝町にかけての丘陵。「片岡の朝の原」と続けて詠まれた歌が多い。[歌枕]「明日からは若菜つまむと片岡の—は今日ぞ焼くめる」〈拾遺・春〉
あしはらのちいおあき‐の‐みずほのくに【葦原の千五百秋の瑞穂の国】
日本の国の美称。穀物がいつも豊かにみのる国の意。「—は、是、吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり」〈神代紀・下〉