けい【珪】
[音]ケイ(漢) 1 諸侯に封じる時に、天子が授ける玉。「珪璧(けいへき)」 2 化学元素の一。「珪石・珪素」
けい‐か【珪化】
[名](スル)岩石の中に珪酸が浸透し、硬い珪質岩になること。また、生物の遺体が地中の珪酸の浸透で珪酸質に変わること。
けい‐か【珪華】
湯の花の一。温泉や冷泉から沈殿した二酸化珪素が成分。
けいかい‐せき【珪灰石】
カルシウムの珪酸塩鉱物。ガラス光沢がある白または灰色の板状や柱状の結晶。三斜晶系。石灰岩と深成岩の接触により熱変成作用を受けてできる。ウォラストナイト。
けいか‐すいそ【珪化水素】
⇒シラン
けいか‐ぼく【珪化木】
樹木が地中に埋没し、珪化した化石。
けい‐がん【珪岩】
主として石英の粒からなる緻密(ちみつ)で硬い岩石。色は白・灰・赤など。砂岩が変成作用を受けて生じたホルンフェルスと、石英粒子が珪酸分で硬く結合された砂岩との2種がある。
けい‐くじゃくせき【珪孔雀石】
珪酸銅の水和物からなる鉱物。青緑色で塊状や土状をしている。銅鉱床の酸化帯に産する。
けい‐さん【珪酸】
1 珪酸ナトリウムが主体の水ガラスに塩酸を加えると生じる白色ゼラチン状の物質。さらに加熱脱水したものがシリカゲル。 2 二酸化珪素の俗称。
けいさん‐アルミニウム【珪酸アルミニウム】
アルミニウムの珪酸塩。酸化アルミニウム、二酸化珪素、水などが結合した組成物の総称。代表的な鉱物は珪線石で、自然界に広く存在する。陶器や塗料の原料、または胃や腸の医薬品として用いられる。