ぎょうむ‐かんさ【業務監査】
企業の会計業務以外の業務活動(購買・生産・物流・販売など)、および組織・制度などに対する監査。取締役が行う業務の適法性や合理性などを判定する。→会計監査
くんしゅろん【君主論】
《原題、(イタリア)Il Principe》政治思想書。マキャベリ著。1513年ころ成立。1532年刊。当時のイタリアの政治的混乱を解決するため、強力な君主による独裁的政治の必要性を提言する。政...
ぐんしゅう‐しんり【群集心理】
群集の中に生まれる特殊な心理状態。衝動的で興奮性が高まり、判断力や理性的思考が低下して付和雷同しやすい。
けいこう‐せい【傾向性】
《(ドイツ)Neigung》 1 倫理学で、広義には性向の意。カントでは習慣的になった感覚的欲望の意で、これに基づく行為にはたとえ道徳法則と外面上合致しても道徳的価値はないとされ、理性と対立する...
けいざい‐じん【経済人】
《(ラテン)homo œconomicus》もっぱら経済的合理性のみに基づいて行動する個人主義的な人間像。古典学派によって想定され、以後近代経済学でも通常、このような人間像を仮定して理論を展開す...
けいしき‐しゅぎ【形式主義】
1 内容よりも形式を重んずる考え方。 2 カントのように、認識の普遍妥当性を認識形式に関して吟味する立場。道徳に関しては、その根拠を実践理性の純粋形式的法則とする。 3 美学で、感覚的要素の意義...
けいもう‐しそう【啓蒙思想】
ヨーロッパで17世紀末に起こり、18世紀に全盛になった革新的思想。合理的・批判的精神に基づき、中世以来のキリスト教会によって代表される伝統的権威や旧来の思想を徹底的に批判し、理性の啓発によって人...
げんごのきげんについてのろんこう【言語の起源についての論考】
《原題、(ドイツ)Abhandlung über den Ursprung der Sprache》ヘルダーの著作。1772年発表。言語の起源について「理性即言語」とする関係性を言語学史上初めて...
げんしてき‐はんのう【原始的反応】
心理学で、ある事態に当面したときに示す、理性的でない情動的行動。意識的でない反応。
げんしゅく‐しゅぎ【厳粛主義】
原理・原則・法則をきわめて厳格に尊重し、守る立場。感情・欲望を抑え、理性の義務命令に従って禁欲的生活を実践することを道徳の基とする立場。カント哲学、ストア学派の倫理説が代表的。厳格主義。リゴリズム。