きんらいはいかいふうていしょう【近来俳諧風体抄】
江戸前期の俳論書。3冊。岡西惟中(おかにしいちゅう)著。延宝7年(1679)刊。俳諧の一般的理論と作法の実際とを、談林派の立場から論じたもの。
ぎょうれつ‐りきがく【行列力学】
座標・運動量などの物理量を行列で表し、その行列の間に交換関係を設定して解析する量子力学の一形式。ドイツのハイゼンベルクがボーアの理論をもとに作り上げ、のちにシュレーディンガーの波動力学と同等であ...
くう‐かん【空間】
1 物体が存在しないで空いている所。また、あらゆる方向への広がり。「—を利用する」「宇宙—」「生活—」 2 哲学で、時間とともにあらゆる事象の根本的な存在形式。それ自体は全方向への無限の延長とし...
くうき‐でんち【空気電池】
正極の電池活物質に空気中の酸素を用いる一次電池。酸素を吸収しやすくした炭素棒を正極、亜鉛・鉄・アルミニウムなどの金属を負極とし、電解液に塩化アンモニウムなどを用いる。重量当たりの電気容量は、理論...
くう‐り【空理】
現実とかけ離れた、役に立たない理論。「—空論」
くうり‐くうろん【空理空論】
現実とかけ離れた、実際の役に立たない理論。
クオーク‐せい【クオーク星】
クオークのみからなる理論上の天体。中性子星を超える高圧・高密度のため中性子が崩壊し、それを構成するクオークが巨大なひとかたまりになっていると考えられている。候補となる天体がいくつか見つかっている...
くみあわせさいてきか‐もんだい【組(み)合(わ)せ最適化問題】
コンピューターの計算理論における組み合わせ論的な最適化問題の総称。計算量が過度に増加する組み合わせ爆発を起こさぬよう、さまざまな計算手法が考案されている。また一部の問題については、現行の量子コン...
くみあわせ‐ばくはつ【組(み)合(わ)せ爆発】
コンピューターの計算理論において、問題を解く上で必要な条件や要素の組み合わせが増加することにより、計算量の爆発を伴うこと。計算時間が問題の規模の指数関数または階乗に比例して大きくなるため、事実上...
くりこみ‐りろん【繰(り)込み理論】
量子電磁力学で、理論上無限大に発散する電子の質量と電荷を、有限の実測値に置き換えて理論式に繰り込もうという理論。昭和22年(1947)朝永振一郎が提唱。