レーニン‐しゅぎ【レーニン主義】
レーニンの思想および理論。マルクス主義を、マルクス死後の新しい歴史的条件に適用し発展させたもの。資本主義の帝国主義段階でのプロレタリア独裁への道を理論化し、国際的革命運動に大きな影響を与えた。
ろうどうかち‐せつ【労働価値説】
商品の価値は、その商品を生産するための社会的必要労働時間によって決定されるとする価値理論。英国のペティに始まり、スミス・リカードを経て、マルクスによって完成された。
ろうねん‐しゃかいかがく【老年社会科学】
高齢者や慢性疾患患者の保健・医療・福祉に関する諸問題に対し、心理学・社会学・文化人類学・政策学・経済学・公衆衛生学などの理論や方法論を用いた学際的な視点から研究を行う学問。
ろうねんてき‐ちょうえつ【老年的超越】
超高齢になって至るとされる主観的幸福感。老化に伴う各種能力の衰えを否定的に捉えず、現状を肯定し、多幸感を抱くという心理的適応を指す。元はエリクソン学派の発達理論を拡張し、80歳を超える高齢者の発...
ロスビー‐は【ロスビー波】
地球規模の大気の流体運動において、地球の自転によるコリオリ力が緯度によって異なることで生じる波。南北方向に復元力が発生し、これが波として伝播する。もとは偏西風の蛇行を説明するために、スウェーデン...
ろん【論】
[音]ロン(呉)(漢) [訓]あげつらう [学習漢字]6年 1 筋道を立てて述べる。事の理非を述べたてる。「論議・論及・論拠・論証・論争・論点・論評・論文・論理/議論・激論・口論・水論・争論・談...
ろんりてき‐とうごろん【論理的統語論】
《logical syntax》カルナップの用語。ある言語において用いられている語や文の意味と指示対象を無視し、記号間に成立する関係を考察することによってその言語の構造を明らかにしようとする理論...
ローザンヌ‐がくは【ローザンヌ学派】
ローザンヌ大学教授ワルラスによって1870年代に創始され、パレートによって継承され発展した経済学の学派。一般均衡理論を確立し、のちの理論経済学に多大な影響を及ぼした。
ローレンツ‐しゅうしゅく【ローレンツ収縮】
等速運動している物体の長さが、静止しているときの長さに比べて、運動方向に収縮して観測される現象。1893年にローレンツがマイケルソンモーリーの実験の結果を説明するために提出、のちに特殊相対性理論...
ローレンツ‐へんかん【ローレンツ変換】
光速度に近い速さで動く物体の運動を二つの慣性系から記述するときの、二つの慣性系間の座標変換。相対運動の速さが光速度よりもきわめて小さければ、ガリレイ変換に一致する。1904年ローレンツが見出し、...