しっ‐こへい【漆胡瓶】
漆(うるし)塗りの胡瓶。正倉院に優品が伝存。
し‐びん【溲瓶/尿瓶】
《「しゅびん」の音変化》病人や老人が、寝たまま尿をするのに用いる器。
しゃ‐びょう【瀉瓶/写瓶】
《瓶の水を他の瓶にそっくり移す意》師が弟子に仏法の奥義をもれなく伝授すること。
しやく‐びん【試薬瓶】
試薬の保存に用いられる瓶。化学的に安定したガラス製のものが多い。固体試料を取り出しやすい広口と、液体試料を注ぎやすい細口の瓶がある。栓と瓶が共通の材質のものは共栓瓶ともいう。
しゅうき‐びん【集気瓶】
気体を集めるためのガラス瓶。口の部分は磨(す)り加工が施され、同じく片面を不透明にした磨りガラスをふたとして用いる。理科実験で酸素や二酸化炭素の発生や捕集などに使われる。
しゅ‐びん【溲瓶】
《唐音》「しびん(溲瓶)」に同じ。「寝室中に—を備えて」〈村田文夫・西洋聞見録〉
ジュワー‐びん【ジュワー瓶】
⇒デュワー瓶
すい‐びょう【水瓶】
仏語。比丘(びく)の十八物の一。水を入れる容器。飲用水を入れる浄瓶と用便後の手洗水を入れる触瓶とがある。→軍持(ぐんじ)
す‐がめ【素瓶】
素焼きのかめ。
すずり‐がめ【硯瓶】
硯に注ぐ水を入れておくかめ。すみすりがめ。