いわだれ‐そう【岩垂草】
クマツヅラ科の多年草。関東以南の海岸に生える。茎は砂上をはい、節から根を出す。葉は倒卵形で、対生。夏、紅紫色の小花を多数、穂状につける。
いわ‐なし【岩梨】
ツツジ科の常緑小低木。山地に生える。茎は地をはい、葉は長楕円形。早春、淡紅色で釣鐘形の花が数個集まって咲く。実は扁球形で、夏に白く熟し、食べられる。《季 実=夏 花=春》
いわ‐のり【岩海苔】
ウシケノリ科アマノリ属の紅藻で、海岸の岩上に生えるものの総称。アサクサノリと同様に佃煮などにする。養殖ノリより色や香りはよいが、堅い。《季 春》
いわ‐ひげ【岩髭/岩鬚】
1 カヤモノリ科科の褐藻。本州・九州沿岸の波の当たる岩上に群生し、高さ5〜15センチ。軟骨質の糸状で暗褐色をし、乾くと黒くなる。 2 ツツジ科の常緑小低木。本州以北の高山の岩の間に生える。茎にう...
いわ‐れんげ【岩蓮華】
ベンケイソウ科の多年草。関東以西の岩上に自生。藁葺(わらぶ)き屋根などにも生える。へら形の葉が重なり合い、ハスの花に似る。9〜11月、小花が円錐状に密生し、下方から順に開花。明治時代に多くの園芸...
いん‐もう【陰毛】
陰部に生える毛。恥毛。
うみ‐ひるも【海蛭藻】
トチカガミ科の常緑多年草。海底の砂地に生える。茎は白色で横にはい、長い柄のある小判形の葉が出る。普通は雌雄異株。花は目立たない。
えぞ‐りす【蝦夷栗鼠】
キタリスの亜種。冬毛では耳の先端に総状の長毛が生える。北海道の森林に生息。
えのき‐たけ【榎茸】
タマバリタケ科のキノコ。晩秋から春にかけ、広葉樹の切り株などに生える。傘は直径3〜6センチ、黄褐色か栗色をし、湿気のあるときは粘りけが強い。吸い物などに用いる。栽培ものは、もやし状で白っぽく、傘...
おおば‐こ【大葉子/車前草】
オオバコ科の多年草。道端などの踏み固められた所に生える。葉は楕円形で長い柄があり、根際から出る。春から秋、10〜20センチの花茎を伸ばし、多数の小花を穂状につける。漢方では種子を車前子(しゃぜん...