エンゼル‐エコー【angel echo】
気象観測や航空管制のレーダーで、雨や風以外の、大気の屈折率の変化によって生じるエコー。そのほか、鳥や昆虫、軍用機から射出されたチャフが原因となる場合がある。
えんだか‐さえき【円高差益】
円高によって得られる利益。外国製品や原材料の輸入価格が安くなることから生じる。
おう‐たい【黄体】
脊椎動物の卵巣で、排卵後の卵胞から生じる黄色の組織。黄体ホルモンを分泌し、発情周期を調整する。
おうはん‐へんせい【黄斑変性】
網膜の黄斑に異常が生じ、視力が低下する疾患。加齢に伴う加齢黄斑変性症や、ぶどう膜炎などに続いて生じる続発性黄斑症がある。
おうりょく‐ふしょく【応力腐食】
引っ張り応力や曲げモーメントなどの応力を受けた金属材料が、著しく腐食しやすくなる現象。割れが生じ、やがて脆性破壊に至る場合もある。高温高圧の水が流れる原子炉の配管などで生じる可能性があるため、十...
おこたり【怠り】
1 なまけること。怠慢。「—なく励む」 2 怠慢から生じる過失。手落ち。「わが—にて流され給ふにしもあらず」〈大鏡・道隆〉 3 過失をわびること。謝罪。「泣く泣く—を言へど」〈堤・はいずみ〉
おこ・る【起(こ)る】
[動ラ五(四)] 1 今までなかったものが新たに生じる。おきる。「静電気が—・る」「さざ波が—・る」 2 ㋐自然が働きや動きを示す。おきる。「地震が—・る」「洪水が—・る」 ㋑平常と異なる状態や...
おし‐なみ【押(し)波】
津波のとき、陸地に向かって押し寄せる波。→引き波 [補説]津波の前に必ず引き波が生じるわけではなく、第一波が押し波になるか、引き波になるかは震源直上の海底の動きによるという。
おじけ‐だ・つ【怖気立つ】
[動タ五(四)]恐怖心が生じる。おじけづく。「敵の気迫に—・つ」
オゾン【ozone】
特有のなまぐさい匂いのある淡青色の気体。酸素の同素体で、酸素分子に紫外線などが作用して生じる。酸化力が強く、消毒・殺菌・漂白に用いられる。目や呼吸器をおかし、有毒。分子式O3