こづら‐にく・い【小面憎い】
[形] [文]こづらにく・し[ク]顔を見るだけでもいやになるくらい憎らしい。小生意気で癪(しゃく)にさわる。「きいたふうな口をきく—・いやつ」
こ‐なまいき【小生意気】
[形動][文][ナリ]いかにも生意気なさま。生意気で憎らしいさま。「—な娘」
こ‐むすめ【小娘】
まだ、一人前に成長していない女。14、5歳くらいの少女。軽いあざけりの気持ちを含んでいうことが多い。「生意気な—だ」
さい‐はじ・ける【才弾ける】
[動カ下一]小利口で生意気である。また、利口で機転がよくきく。「幼いときから—・けていた子」
さい‐ばし・る【才走る】
[動ラ五(四)]才知が鋭く働く。才気にあふれる。また、利口すぎる。「—・った文章」「いかにも—・って生意気な若者」
さき‐ぐり【先繰り】
先回りして悪いふうに疑うこと。さきくぐり。「いやに生意気に—をするね」〈逍遥・当世書生気質〉
さくじ・る
[動ラ四]利口ぶって生意気に振る舞う。さしでがましい言動をする。「いと—・りおよすけたる人」〈源・少女〉
さる‐まつ【猿松】
《松の字をつけて人名めかしていった語》 1 猿をののしっていう語。 2 まぬけな者や小生意気な者、わんぱくな子供などをののしっていう語。「童子(わらべ)すかしの—の風車をするなど」〈浮・永代蔵・六〉
しかる‐を【然るを/而るを】
[接]それなのに。ところが。「親父の脚(すね)をかじって…。—生意気に絹の衣服(きもの)を被たり」〈逍遥・当世書生気質〉
した‐なが・し【舌長し】
[形ク]言い過ぎである。言い方が生意気である。「黙れさ。検非違使勝舟が麁相(そさう)とは—・し」〈浄・用明天王〉