ぜんく‐たい【前駆体】
化学反応などで、ある物質が生成される前の段階にある物質。ビタミンに対するプロビタミンなど。前駆物質。先駆物質。プレカーサー。
そうじょうがんどうりゅうかてっこう‐こうしょう【層状含銅硫化鉄鉱鉱床】
主に黄鉄鉱・磁硫鉄鉱・黄銅鉱などの集合体からなる層状の鉱床。海底火山活動による生成物が、広域変成作用を受けて形成されたものと考えられる。日本では愛媛県の別子銅山が典型で、別子型鉱床ともいう。キー...
そくはつ‐ちゅうせいし【即発中性子】
核分裂直後に放出される高速中性子。エネルギーは2メガ電子ボルト程度。1回の核分裂で、2ないし3個発生する。また不安定な状態にある核分裂生成物からは、β崩壊により遅発中性子が放出される。核分裂で放...
ソリン【tholin】
惑星や衛星の大気中でメタンやエタンなどの単純な有機化合物が紫外線によって共重合を起こし、その結果生成される炭化水素類の総称。すすのような物質で、天体表面を薄く覆う。
ぞうか‐の‐さんじん【造化の三神】
古事記で、天地開闢(てんちかいびゃく)のときに高天原(たかまがはら)に出現し、万物生成化育の根源となった三神。天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)・高皇産霊神(たかみむすひのかみ)・神皇産霊神(...
ぞう‐けつ【造血】
[名](スル)体内で血液が生成されること。「—機能」
ぞうしょく‐ろ【増殖炉】
消費した核燃料以上に、新しい核燃料を生成する原子炉。高速増殖炉・熱中性子炉などがある。
たいきけんない‐かくじっけん【大気圏内核実験】
地上・海上・空中など大気圏内で行われる核爆発実験。大気圏核実験。→地下核実験 [補説]1945年から1980年にかけて米国・旧ソ連・英国・フランス・中国が合計543回行い、総計約9トンの核分裂生...
たいき‐ニュートリノ【大気ニュートリノ】
地球大気の上層部に宇宙線が衝突することで生じるニュートリノ。宇宙線(主に高エネルギーの陽子線)が大気分子の原子核と衝突してできるπ中間子やμ粒子が崩壊し、電子ニュートリノとμニュートリノが生成さ...
たいきょくずせつ【太極図説】
中国、宋代の哲学書。1巻。周敦頤(しゅうとんい)著。成立年未詳。宇宙の生成、人倫の根源を表すとされる「太極図」と、それに施した249字の解説からなる。のち、朱熹(しゅき)が「太極図説解」を著した...